ボアアップ(準備、エンジン降ろし編)
(2012/05/30)
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<組み込み編はこちら>
皆さんご存知の通り、アドレスV125はノーマルで充分速いバイクです。
正直、排気量UPなんて趣味の領域ですよね(笑)
この子を購入した当時は
通学に使用&
青空ガレージだったため、あまり時間がかかったりリスクのあるカスタムには手を出しにくいものがありました。
しかし今は良く考えてみると壊れても特に不都合はないわけで(もちろんホントに壊れたら悲しいですが)。
さらに
ガレージもあるし、工具も揃ってきたし・・・・。
ここは一つ、スキルアップ、知識強化も兼ねつつモアパワーを求めてボアアップいっちゃおう!と思いました。
そこで!!
このページでは、アドレスV125をボアアップする手順をできるだけ詳細に紹介したいと思います。
自分でやりたいとは思っているけど、どんな道具が必要で、どんな手順なのかわからないから手を出せずにいる人、結構いるんじゃないかな?
そんな方の参考になればな〜と (^_-)v
ただ、ボアアップして乗ると違法なので
軽二輪に登録する方法も調べてから着手しましたよ。
これはまた別のページで紹介しようと思います。
さて、まずはボアアップキット選びです。
巷にあるのは、海外製の良く分からないのも含め、150cc、156cc、161ccといったところがメジャーのようです。
161ccということは、ストロークが55.2mmなのでピストン直径は61mmですね。
これがボーリング(クランクケースの穴を拡大)無しでイケる最大ボアのようです。
小排気量車としては1ccでも多く排気量を稼ぐべしというセオリーに従い、161ccの商品を選びたいところですが・・・・
ぶっちゃけ完全に初めての初心者なので説明書が欲しいです。
というわけで少々お高いですが、無難に
武川のS-Stage Kit
にしました。
上記2つはK5からK9まで対応です。
ボアアップキットはこれで良いとして、後は必要な工具などについて。
基本的なドライバやメガネ、ラチェット、ソケットなどは有る前提ですが、以下のようなものが必要かと思います。
<準備が必要なもの>
・シックネスゲージ(必須)
・トルクレンチ(必須。10N〜50Nくらいカバーできるもの)
・ジャッキ(エンジン降ろすなら必須)
・オイルストーンとオイル(あると好ましい。オイルは必須)
・液体ガスケット(あると好ましい)
・マフラー用のガスケット(必須)
・ピッキングツール(あれば便利)
・スクレーパー(必須)
・ピストンリングコンプレッサー(あれば楽チン)
・細くてある程度長いマイナスドライバー(必須)
・プラグレンチ(必須。16mm)
トルクレンチは高額ですが、他はそれほどではありませんので出来る限り揃えた方が良いです。
トルクレンチは何が何でもゲットしてからやってください。
上記のものが何のための道具なのか良くわからん、という場合は正直やめた方が良いと思います。
<エンジンを降ろす>
アドレスはエンジン降ろさなくてもボアアップ可能らしいです。
でもエンジンは降ろした方が作業しやすいし、降ろしたことないので今回はやってみることにします。
まずはエキパイ、サイレンサー、エアクリーナーを外します。
ちなみに、
みやつこは
ロンホイの恩恵でメットイン外さずにやっていますが、
ノーマルの場合は
メットイン外さないと無理だと思います。
ですので、次の手順に行く前にメットインを外してください。
やっていないので約束はできませんが、テールカウルは外さなくても大丈夫だと思います。
セルモーターの配線(2か所)と、温度センサーのカプラーを外します。
クリップを押して抜き取り、ゴムのカバーを外します。
インテークパイプとヘッドを固定しているボルト2本を外して、ディスチャージポンプ、スロットルボディごと外す。
このとき、インシュレータ(黒くて穴の空いたプラスチックの板)とOリング2つも一緒に外れるので紛失しないように注意。
右タンデムステップ裏あたりにある3Pカプラを外す。写真は外した後です。
リアブレーキケーブルを外す。
プラグキャップを引っこ抜く。
スイングアーム(でいいのかな?)のボルトを抜いて外す。エンジン側を外した方が後で楽です。
ファンカバーも外れていますが、エンジン降ろした後にやればいいと思います。
リアサスの下側ボルトを外してリアタイヤを持って後ろに引っ張る。
フレームをジャッキアップして倒れないようにしておく。
以上でエンジンを降ろすことができました。
初めてやると、何をどう外せばいいのか分からないので結構時間がかかると思います。
<ボアアップキット 組み込み編はこちら>