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Bandit1200Sのシートロック解除を電動化




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北海道ツーなど、ロングツーリングではサイドパニアを装着しています。


片方で41リットルあるので、トップケースと合わせると約130リットルとなり、大変便利です。




しかし!!



サイドパニアを装着すると、パニアが邪魔でシートオープン用のキーシリンダーに鍵が刺せないというすっっっごい面倒くさい状態になるんですよ・・・




その場でパニアを外せばいいだけなのですが、まぁダルい。



アドレスV125のように、メインのキーシリンダーのとこでシートも開けられると便利なのですが、テールカウル左サイドに別途シリンダーがあるものでこんなことに。



何年もずーーっと感じていた不満だったのですが、どうも意外と安価に電動化できそうなのでトライしてみることにしました。



上手くやればリモコン化もできそうです。


その場合は、トップケースと別のリモコンになるのは嫌なので1つにしたいですけどね。





さて、まずはシートを電動で開けるためにはシートのワイヤーを引っ張ってくれるアイテムが必要ですね。



Amazonやヤフオクで調べてみると、車用のキーレスキットがたくさん出てます。



この辺のアイテムを流用すれば良さげ。



どうも、集中ロックの付いていない車種用にロック、アンロックを行うための「アクチュエーター」というものがある模様。



これは、伸縮するような動きをすることでロック、アンロックをするみたいですね。



でも、先端がただの小さな穴なので金属の棒をつないで引いたり押したりするための物っぽいです。これの先端にワイヤが固定できれば事足りそう。

バイクのシートオープンはワイヤーですからね。





さらにいろいろ調べているうちに、トランクオープナーというものを発見。



これは、本体からワイヤーが伸びており電源が通るとワイヤーが引っ張られる仕組み。

まさに、みやつこの用途にドンピシャ。




バイクなので、ロックは必要ないですからね。


引っ張れればいいのです。




しかもめっちゃ安い。ヤフオクで1000円ちょっとでしたので即座に購入^^






届いたキットはこんな感じ。


そのままで使用できるように、ボタンも付いてますね。



しかし黄色って・・・


致命的にダサい(^^;A)



動作確認にはとても役に立ちましたけど。




ともかく、このキットがあれば電動シートロック解除が実現できそうです。





まずは、アクチュエーター、すなわちシートオープナー本体の取り付け位置を決めます。


電動とは言いつつも、要はシートオープン用のフックをワイヤーで引っ張るだけです。


なので、取り付け位置や角度が非常に重要で、トライアンドエラーの地道でアナログな作業が必要です。






すでにテールカウルを外してある状態です。


テールカウルを付けても干渉しない、かつワイヤーを引くのに問題ない場所を探しました。


どうやって固定しようか迷ったのですが、タイラップで大丈夫そうでした^^


できればシートロックの真横に付けてまっすぐ引くのがいいと思うのですが、そんなスペースは無いです。


このくらいの位置からなら、ワイヤーが曲がっても動作は問題なしでした。






さて、これがシートオープン電動化の肝と言っていいでしょう。



どんな感じにワイヤーをロック解除用のレバーに固定すればスムーズに動くのか?



キーシリンダーからのワイヤーを外してしまえばもっと簡単ですけど、それだとキーで開けられなくなるのでなんだか本末転倒。


電動機構にトラブルがあって開けられなくなった時に困るし。




いろいろと考えたりトライ&エラーしてみた結果、ロック解除レバーにワイヤーを通す小さな穴を開けることにしました。



写真は車体のロック機構だけ外したものです。


赤丸のところに小さな穴を開けます。


なるべく左上がいいですね。

下の方に開けてしまうと、ワイヤーの曲がり角度が大きくなってしまうし、先端を固定する金具がロック機構の溝に落ち込んでしまい、引きはいいけど戻れなくなる。




開けた穴を利用して固定したのがこちら。





みやつこの場合、この取り付け方法で上手く動きました。




この状態で動作させてみた動画がこちら。







次に、シートロックイヤーが引かれたのと同時に、シートが少々上に上がる必要があります。

純正では大丈夫だった気がするのですが、みやつこが使っているアメリカスズキのオプションのシートが重いせいか、ワイヤーが引っ張られただけではシートが上がらず、放っておくとロックレバーがそのまま戻り、ロックされてしまいます。



そこで、こんなスプリングを買ってはめ込んでみました。






このままだと長すぎるので、適当な長さにカットして装着。






最初、これでうまく動いていたのですが・・・・


何度か繰り返したりしているうちに解除されなくなりました。



そのため、最終的にはこの突起の中の空洞にM6のキャップボルトを差し込み、さらにシート側の突起がハマる穴にM8用のナットを貼り付け、突起がシートを押して反発する力を嵩増ししました。





シートが付いていない状態ではうまくレバーが引けても、シートが装着された状態だと力が足りずに外せなくなるという状況がしばしばありました。


そこでなんやかんやと、トライ&エラーを繰り返しようやく安定して動くようになりました。


動作の様子はこちら。





この動画だとバネが付いたままですが、そこはスルーしてください。


ちなみに、動画ではキットに付属していた黄色いプッシュスイッチを使いましたが、車体側には操作用のスイッチを準備していないので、このままだとまったくもって意味がありません www





なので、次回はキーレスキットと連動させることでリモコンで操作できるようにしていこうと思います!





目論見通りにいったかと思いきや、重大な問題があることがわかりました。



テールカウルを装着してから電動オープンを確認したところ・・・


ん・・・・? なぜか動かない。



そんな馬鹿な・・・カウル装着しただけなのに!!と思いあれやこれやと調べてみたところ、原因判明。



@アクチュエーターがワイヤーを引っ張る

Aシートロックのレバーが引かれる

Bレバーが動くことで純正キー解除用のワイヤーが押し出される

Cキーシリンダーのワイヤーを引っかけるフックはキーが刺さっていないと動かない




そう、このCのところに書いてあるキーシリンダーのところのフックが動かないせいで、アクチュエーターが身動きできなくなっていたんですね。


なので、キーを差し込んだ状態だと問題なく動きます。



セキュリティを考えると、当たり前の仕組みですね・・・




どうやって解決しようか考えた末に、キーシリンダーのところのフックを少し加工することにしました。




シートロック側で、そもそも純正のワイヤーが動かないように逃げ道を作る方法も考えたのですが、スペースがほとんどなかったのでこちら側で対処。



なお、純正キー部分の加工なので結構リスクあります。

もしも失敗してキーでロック解除できなくなってしまったらシリンダーごと交換しないといけないですからね。


しかも、メインキーとは別の鍵になってしまう。




幸いにも上手くいったので、純正キーでも電動でも問題なく動きます!


電動でシートオープンさせるカスタムは結構やってる人いるのですが、同じ問題に当たっている様子はないんですよね〜。


やはり一筋縄ではいきませんでした。




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