シートの考察と改善

 

今は亡きBandit400Vのシート。

それはそれはお尻の痛くなる代物でした。それに前後分離式でシートを外すとタイヤが見えるという・・・。

(つまり荷物が入らなかった。)

 

バンディット1200の紹介とインプレッションにも書いたように、Bandit400と比べると

ずいぶんと快適なシートなのです。

 

でもね。

いろいろなところに出かけたり、タンデムしたりしているうちに、やっぱり不満が。

1.やっぱりお尻痛くなってくるね

2.やたらと滑るよね

というわけで、張替えとかを検討していました。リプレイス品なんか、不人気車Banditにあるわけないし(笑)

尻イタについては、もうある意味ライダーの宿命だと思いますが、

他が快適なだけに、もうすこし何とか出来れば長距離巡航も楽になるのになぁと。

 

さらに、ふと落ち着いて周りのライバルを見渡してみると

みなさん幅広ですわり心地よさそうなシートじゃありませんか。

やっぱりお尻との接地面積って大事だと思うんだよ。分散するんじゃないかなー、体重が。という素人考えだけど。

 

あと、下りとか、タンデム中とか、ハードブレーキとかすると、

すぐに股間がタンクに・・・ orz

というわけで以下のようなことをやってみました。

 

 

その1 シートを交換してみる   (2009/07/25)

 

って!日付古っ!! (今は2012/02/12です。)

ネットの海をふらふらしていて見つけた、

アメリカスズキの純正オプション GELシート

 

たしかこれはBandit1250用だったような気がします。

ちょっと今America SUZUKIのHP覗いてみたけどもうありませんね。

すみません、参考にならず。

たしか$298くらいだったような・・・。

 

1250と1200(06)はシートも共通なのでそのまま取り付けできます。

 前後で一体感のあるデザインで、厚みがかなり増しており重厚感すら漂っている。

そのため、純正のようなテールカウルとの一体感は失われてしまいます。

 

感想。

GELほんとに入ってるの?っていうくらい固い。

でも長時間乗ると、なんだかんだでこっちのほうがお尻長持ち。

リアシートの前方部が少し盛り上がっているのでちょっと楽みたい。

でもやっぱり固い!あと、やっぱり滑る!

 

しかしこのデザインは気に入った!ので、これをベースに表皮を張替えてみることに。

 

 

 

 

 

その2 シートを張替えてみる   (2010/07/04)

 

GELシートにしてからおよそ1年後ですね。

 

あまりの固さに耐えかねて、張替えを決意。

今回お願いしたのは、Bandit400、アドレスV125でもおなじみ明和内張さん

 

・・・・ではなく。

 

なんと、野口装美 さん です。

 

 

そう、泣く子も黙る(?) KING of SEAT NOGUCHI !!

パリダカとかラリー、耐久用にシートを造らせれば右に出るものはいないという、

その特性上、オフ車とかが多いのですがツーリングに使えないはずもない。

 

というわけで、担当してくださった方と相談しつつ以下のメニューで張替え。

 

・形状はそのまま

・ フロントシートは全面エクセーヌで

・リアのシート部はエクセーヌ、サイドは通常の皮(ブラック)

一体感を出すために、サイドの黒皮部分をオリジナルより少し前に出す。

・フロントシートにT−NET挿入

 

T−NETというのは、NOGUCHIが誇る衝撃吸収剤のようなもので、

つまりはお尻が痛くなるのを軽減してくれる。

 

ちなみにお値段は・・・・なんと7諭吉 (ノ゜ο゜)ノ オオオオォォォォォォ-

 

つまり、このBanditのシート、10諭吉 (」゜ロ゜)」(」゜ロ゜)」(」゜ロ゜)」オオオオオッッッ

 

 

 

いやいや。しかし、さすがNOGUCHI。

もうBanditではこれ以上無い!ってくらい快適なシートになったよ!

 

このエクセーヌって言う素材。雨ふると乾きにくいっていう欠点はあるものの、

ぜんぜん滑らないだなー、これが。

ぜんぜんって言うと語弊があるけど、ライディングの動きは妨げず、意図しない動き(すべり)は防いでくれる。。

リアシートも同様で、ずいぶんと楽になったみたい。

そしてT−NETの力なのか、おケツもなかなか痛くならないし。。。♪♪

 

ロゴ入り ♪

 

 

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