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GIVI E41 サイドパニアのクリアレンズを自作



実施日:2017年9月〜10月

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みやつこは、サイドパニアとしてGIVI E41を長らく愛用していますが赤いレンズがちょっと気に入らず変更したいと思っていました。


トップケースとしてGIVI V47NTを使うようになってからは特にですね。下記の写真を見てもらうと分かるかと思うのですが、V47NTはスモークレンズなのでとてもスタイリッシュなのですが、これにより余計にE41の赤いレンズが気になるようになりました。これをクリアかスモークにしてやりたい、というのが今回の内容です。





GIVIは結構オプションでスモークレンズの設定があったりするのですが、それはここ5,6年くらいのモデルからでしょうかね。残念ながらE41にはその設定がないため自分でどうにかするしかありません。





ではどうしたものかと考えたところ、思いついたのは下記です。


1.塗装する

2.ショップに頼んでワンオフ

3.オリジナルから型を取って樹脂で作る



作戦としては1が結構手堅いですね。一番安価でかつ結果も想像がつきます。大きく失敗することはないでしょうが塗装した時点でレンズではなくカバーのようになってしまいます。

みやつことしては、クリアレンズにして内側にLEDを仕込んでウィンカーにしてやろうという野望があったのでまずは2か3を考えました。


そこで2についてネットで検索したところ対応してくれそうなショップがあったので見積もりをお願いしたところ4万円オーバーでした。ただのレンズに4万円。。。


ワンオフとは想像以上にお金がかかるものですね。


そんなわけで3の自分で型を作って作成を選択したわけです。




ネットで探してみると、レンズを自作されているかたは結構いらっしゃるようで、先達の知恵を拝借しながら準備を進めました。


まず、購入したのはこれ。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

HOIKU ほいく粘土 [油粘土]
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一番左のやつがレンズになる樹脂です。耐熱温度は90℃となっているのでまぁ大丈夫かなと。

エキポシ樹脂によるレンズ自作を検索してよく見かけるのが、熱に弱い、という点。そのため耐熱温度を気にしています。


次に真ん中がレンズの型を取るためのシリコンです。これを3つほど購入。最初に2つでやったら微妙に足りず。。。再度買いなおすことになり余計な出費となってしまったので、最初から多めに買うことをお勧めします。ちょっと高いですけどね。


最後が油粘土。粘土なんて触ったのいつ以来かわかりませんねww

これはオス型とメス型を作るのに必須です。これも3つ買いました。





はい。ではまずレンズをE41から取り外して型を作っていきます。





適当な大きさの段ボールを準備し、中にアルミホイルを敷き詰めてシリコンが漏れないようにします。






レンズの表側を下にして、下記の写真のように粘土をくっつけます。この粘土の形状がシリコンによるオス型 になりますのでなるべく滑らかに作ります。






以下が上から見たところ。周りに淵を作っているのは、オス型とメス型の間の空洞をきちんとレンズと同じ厚みにするためです。


これが無いとオス型がメス型にぶつかるところまで沈んでしまいますのでレンズが紙のように薄くなってしまいますww



そうしたら、ダンボールの中に粘土を付けたレンズを2つとも置きます。レンズの内側が上向きです。そしてレンズがすべて沈むまでシリコンを入れます。


下記が硬化後の写真。段ボールを分解して取り出します。





ひっくり返すと粘土が見えますので、粘土とレンズを取り出します。





粘土を取り出したのがこちら。これでメス型は完成です!







次に作るのがオス型です。


粘土をきれいに取ったレンズをメス型に戻し、シリコンを入れていきます。






ボルトは、オス型を引っ張り出す取っ手として良いかなと思って入れてみたのですが、あまり必要ありませんでした。



シリコンを投入!





固まったら、先ほど注入したシリコンとメス型を分離するのですが・・・







むむむ。。大失敗です。うまく分離できずにボロボロになってしまいました・・・(;´Д`)

仕方ないのでもう一度シリコンを購入し、粘土で型を作るところからやり直しました。


うーん、どんまい。


対策としてシリコン剥離剤を購入。これです。



これをメス型とレンズによーく塗ってから再度オス型用のシリコンを投入したところ・・・




見事にきれいに剥がれました〜!






樹脂を流し込む前に、オス型に空気抜き用の穴をあけます。あまり大きくするとそれがそのままレンズに表れてしまうのでなるべく小さく開けてみました。





メス型はレンズの内側の凹凸により気泡が残りやすいので、樹脂を先に筆で塗って慣らしておきます。これとても大事。




そしたらメス型に多めに樹脂をいれてオス型をはめ込み、空気穴から樹脂が出てくるのを確認します。

出てこないと確実に内側に空気が残っています。





そしてしばらく置いた後にオス型を抜いてみると! なんと!!


空気が残っていたようで穴の開いたレンズが出来上がりました(;´Д`)






なかなかうまくいきませんね・・・



今度はオス型の空気穴を大きくしてみました。





そして塗料に顔料を混ぜてスモークっぽくします。使ったのはプラモデル用のブラック塗料。これをちょっとだけ混ぜます







うむ。


今度は空気穴も大きくしたし、大丈夫!(確信)


・・・うん、多分ね。







そして、ついに・・・



じゃーーん



ちなみにこの写真は型から抜いた後に空気穴部分の突起を除去して研磨した後の状態です。


あとは取り付ける前に、ボルトで固定するための突起部分に細いドリルで下穴を開けてからタッピングビスでねじ山を切ってやります。


下穴を開けずにいきなりタッピングビスで固定しようとすると割れますよ。


最初練習として穴のあいたクリアレンズでやったら見事に割れましたからねw





こんな感じで結構なお金とトライ&エラー(実際はここで紹介したよりもっと多く失敗してます)によりなんとか 完成したのですが、やはり熱に弱い。


北海道ツーリングで使用したのですが、走行風と熱により前方がどんどん外側に反れてきてしまいます。


騙し騙しそのまま走っていたのですが、関東に戻ってきてからの猛暑の中の走行に耐えられなかったのか日光が当たっていた側のレンズがいつの間にか脱落していました(~_~;)

ボルトで固定する突起の部分から千切れてしまっていたので、走行風で反れてしまったのも原因でしょう。




うーーん。どうすんべ。



もっと耐熱性能の高い樹脂を探すか、、、反りを抑えるために固定方法を改善するか。。



いまはクリアレンズ+ウィンカー化は諦めてアルミ板で作ってしまおうかななんて思っています。


ウィンカーにする作戦にしても、レンズ下の深さがとても浅いのでテープLEDですらレンズがきっちり固定できないのです。



V47もアルミのカバーが付いてますしね。見た目はマッチするでしょう。



上手くできたようで最後に落としてしまってますが、型はまだ使えるので高耐熱樹脂を見つけたらまたトライしてみようかなと思います。





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