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バンディットについて
バンディットは1989年にスズキより発売されたスポーツネイキッド。
GSXーR系のパワーユニットをベースに実用回転域での性能をアップさせ、
美しいフレームワークが際立つ鋼管制ダイヤモンドフレームを採用、グラマラスなスタイルに包み込んだ。
1990年には250,400ともにモデルチェンジが行われ、パイプハンドル仕様が追加。
さらにバンディット400リミテッドが追加された。リミテッドはFRP製のロケットカウルを装備。
現在では非常に希少なモデルとなっている。
リミテッドには、ブラック/レッドのほか創業70周年記念カラーのシルバー/ブルーが登場。前後サスペンションには調整機構を装備。
91年には
2輪市販車初となるバルブタイミングとリフト量を変化させる機構をもつ
VCエンジンを搭載した
バンディット400Vが登場。ちなみにみやつこの愛機はこのモデルでした。
当時の販売価格はVCモデルで72万7000円と強気の値段設定。
純正のマフラーは
オールステンレス製、エンジンカバーは超軽量金属である
マグネシウム製と、バブルの影響もあってか豪華な装備が奢られていた。
このエンジンカバーは鮮やかなレッドに塗装されていたが、色褪せしやすくオーナーを悩ませることでも有名。
同年8月には、カウル付きのリミテッド(VCエンジン)も登場となった。
95年にフルモデルチェンジ。
エンジン、車体ともに一新され、バルブ駆動を直打式からロッカーアーム式に変更。250にも可変バルブタイミング機構付きの「V」がラインアップされた。
97年には立体エンブレムの採用、カラー変更が行われ、さらにビキニカウル付きの
VZをリリース。
しかし、バイクの需要が衰退し、イナズマ、インパルスなど同クラスモデルのリリース。好みの分かれるスタイルのバンディットの人気は下降することとなる。
1999年、惜しまれつつも
生産終了となりBanditの歴史は幕を閉じた。
ところが2000年。
それまで国内名GSF、輸出名バンディットを名乗っていたモデルが、フルモデルチェンジを機に国内でも
バンディットを名乗ることとなった。
ハーフカウル仕様のBandit1200Sとノンカウル仕様のBandit1200がラインナップ。
他を圧倒する運動特性を生み出すパワーユニットは油冷・4サイクル・4気筒・DOHC・4バルブ。
スズキ独自の
油冷システムはエンジンの軽量・コンパクト化を実現していた。
街中で使用するシーンも考慮し、発進や加速時など低回転での扱いやすさと、高回転域でのパワフルさを両立。
その後4度のモデルチェンジを重ね、2006年フルモデルチェンジ。
シート高を二段階(770ミリと790ミリ)に手動調節できる可変シート高機構、足つき性を向上させた新形状シートを採用。
さらに、コンパクトで自然な乗車姿勢を実現するため燃料タンク長とシート幅を短縮した。
また、リアスイングアーム変更でホイールベースが延長され、アナログ・デジタル併用の新型メーターパネルを採用。
車体色と同色のヘッドライトバイザー、フレーム上部のカバーを採用したスポーティーなデザインとなり、
バンディット1200Sでは、鋭角的なデザインの小型風防を採用して防風効果を高めるとともに、照射角の広いラインビームヘッドライトが採用された。(スズキホームページより抜粋)
そして2006年9月22日
バンディット1200の特別仕様車として
バンディット1200/S 油冷ファイナルエディションをリリース。
「油冷ファイナルエディション」は、「バンディット1200」シリーズにスズキの長い歴史で培われ最高域に完成されたエンジンオイルを冷却媒体として利用する油冷エンジンを搭載する最終モデルとして、
ABSを標準装備するとともに
ゴールドホイールを装着。
さらに専用の
“油冷”エンブレムを燃料タンク上部に採用して、最終モデルとしての存在感を高めた。
油冷エンジンの歴史が幕を閉じた後の2007年。
水冷化されたパワーユニットを搭載したBandit1250/Sが登場。
FI化、水冷化とパワーユニットは別物になったものの、Banditとしてのアイデンティティは継承しつつ次の時代に向けて進化を遂げた。
スタイリングは2006年モデルのBandit1200とほぼ同一だが、フレーム、ステップ、足回りのセッティングなど少変更が行われている。
さらに2010年4月、全身にカウルを纏ったBandit1250F(GSX1250FA)が登場。
一目でスズキ車とわかる縦型2灯のヘッドライトはGSX-R譲り。
如何に軽く、いかに効率のよいプロテクション効果を得られるかを追求されたフルカウルは非常に完成度が高く、1200Sのハーフカウルからの経験の賜物といわれる。
シフトポジションインジケーター、ギアチェンジタイミングを知らせるインジケーター、リバーストリップなどが装備された新開発メーターを装備。
さらに純正オプションとしてトリプル装着できるパニアケースもリリース。
非常に安価にオプション購入できるキャンペーンも併せて格安で手に入れられるグランドツアラーとして販売数を伸ばした。
Banditの歴史はこれからも続く・・・。
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