ブレーキ強化 ver1.0
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もともとアドレスのFブレーキは、小径ながらディスクということもありそこそこ効きます。
通勤特急の名に恥じないキビキビした走りをするので、そこから考えると少し物足りないかな、
というレベルでしょうか。
ディスク径など基本的にはアドレスV100と共通のようで、ディスクはV100のやつが流用できたりします。
普段のんびりと街乗りするのには全く問題ない。
しかし、やっぱり物足りない、というか余裕が欲しいんですよね。
もちろんただ単に効けばいいというわけではなく、コントロールのしやすさがブレーキの肝だと思います。
しかしコントロール云々の前に絶対的な制動力がちょっとばかし足りてないと思うのも事実でして・・・
といういい感じの理由をつけて、ここもいじることに。
用意したのはスウェッジライン イージーオーダーの900ミリ。
さらにバンジョーボルトとバンジョーアダプター。
具体的にはこれです。↓↓
ホースはお好みで良いのですが、長さと色が自由に選べる↑を選択しました。
マスター側(ブレーキレバー側ね)のバンジョーアダプターは
少し角度が付いている方が良いと思います。
みやつこは20°曲がりを選択。
バンジョーボルトなんですが、ネジピッチとシングルorダブルの違いが
ああるので気をつけてください。
アドレスのマスター、キャリパーは共に
ネジピッチ1.25、シングルです!
そしてキャリパーは豪勢にも・・・。
bremboカニです。
このキャリパーと、これを付けるのに必要なのが↓↓
今は旧カニと呼ばれているキャリパーですね。
新カニというのが、ピストンサイズ違いで2種類あります。
当然ピストンが大きいほうが値段が高いので、お財布と相談しながら決めればよいと思います。
また、バンジョーボルトとバンジョーアダプターもアルミとステンレスがあるのですが、
ステンレスはアルミの2倍近く高いです。
正直自分には見た目以外の違いがわからないので大体はアルミを選択しています。
最初のほうにちらっと書いた、バンジョーボルトのネジピッチですが、
bremboキャリパーを使う場合は上で紹介したように
ネジピッチ1.00ですので注意してください。
後は写真で一緒にくっついてるキャリパーサポート。
当時はほとんどキャリパーサポートが無かったのですが、今はたくさんありますね。
使う道具はエア抜き用の注射器。
ブレーキフルードも必要ですよね。
スズキ純正のDOT4を用意したよ。
DOT4ならなんでもいいと思うけど値段差もあまりないので純正をチョイス。
いつかは注射器ではなくエア抜きツールが欲しいものです。
さて前置きが長くなりましたが、取り付けを紹介します。
まずは、フロントカウル、ヘッドライトカウルを外します。
そして純正のブレーキ一式を外す。
具体的には、フルードのタンク(黒いふた)を開けてダイヤフラムも取って
フルードを注射器で抜く。
キャリパーからも注射器で抜き取る。
レバーをにぎにぎして固くなったら、ブリーダーボルトを開けてフルードを抜き取り
また絞めてレバーにぎにぎ・・・と繰り返す。
ただ、このときフルードタンクの周りに固く絞ったタオルなどを巻いておくべき。
フルードは簡単に塗装をはがしちゃいます。
親水性が非常に高いのでこれで十分な対策になるよ。
もし垂らしたらすぐに水をぶっ掛けましょう。
そして新しいブレーキ一式を組み付け。
ここはやっぱりストレートのバンジョーアダプターだと角度が厳しいですね。
バンジョーボルトはアルミなので締め付けすぎに注意。
但し緩いとフルード漏れするからダメです。
トルクレンチがあると確実だと思うけどね。
そんなの貧乏学生だったみやつこは持っていないので感覚で。
そしてタンクにフルードを入れてレバーを握り、
ブリーダーボルトを開け閉めして注射器で吸引。
フルードが減ってきたら継ぎ足します。
タンクがとても小さいのですぐ無くなります!
みやつこはこれに気づかずやり続け、
ジュボッ!
とエアをいれて泣きそうになりました。
ひたすら繰り返すとレバーがだんだんと固くなってきます。
カチっとした手ごたえになって、ブレーキが効くことを確認したら、
最後にキャリパー周りに水をかけて終了。
タイヤにフルードがかかってるとすべるので、この辺も満遍なく。
そしてついに完成。
カニでもブレンボはブレンボ。
黒いトキコキャリパーよりずっと豪華に見えるね。
ちなみにブレーキホースの長さはちょうどピッタリくらい。
ブレンボにするとホースの取り付け位置が少し下がるので、
気持ち長いほうがいいみたい。
実際に使ってみました。
握った感じは確かに変わったけど、
さほどでもないかなー。
っていうのが素直な感想。
結構深く握らないと効き始めないのもちょっと微妙。
方押しが両押しになったから、マスターシリンダーの容量が足りてないのかな?
でも純正よりは効きますね。
・・・と思っていたのですが。
単純にエアが抜けきっていなかっただけで、
きっちりやってあげればちゃんとカッチリ効くようになりました。
ただホースも同時交換なので、ホース効果でタッチが変わったのと、
キャリーパー効果で制動力が増したのが混じってしまいわかりにくかったです。
こういうの体感したかったら、やっぱり少しずつやらないとですね。
・・・とは言え、2回もエア抜きするの面倒だしきっと次も1回でやるな。