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自家塗装

(2012/05/28)



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もともとはインナーカウルの塗装を紹介しようと思っていたのですが、この前ファンカバーを塗装して写真を撮っておいたので予定変更です。


素人レベルの場合、基本的にやりかたは同じなので大体なんでも応用できると思います。


みやつこは今まで何度となく塗装にチャレンジしてきたのですが、多くの時間とお金を使って以下のことを学びました。



■意外とお金がかかる

塗装を業者に頼むと小さなパーツでも軽く1万円を超えてきます。しかしそれもそのはず。


塗料を買ってみるとわかるのですが、小さなパーツでも3千円くらいかかると思います。



■下地作りがとにかく一番大事

いろいろなところで言われていると思いますが、本当にこれが大事。

下地がいまいちだなーと思って塗装すると、それ以上にいまいちな結果に仕上がります・・・。



■2液式アクリルウレタンは必須

耐久性、見た目にもこれを使わない手はありません。
インナーカウルなどの柔らかい素材は少し曲がるので伸縮性も求められます。




■ホコリは敵

下地ができたら、後は如何にホコリを付着させないかが成功のカギです。

たかがホコリと思いますが、塗装中に付着すると結構目立ちます。

ホコリの出にくい服を着る、周りに水を撒く、事前に徹底的にパーツ表面のホコリを取り除く、などの対策をします。



■あせらずじっくり

塗装の場合、急いでやったり早く結果が欲しいばかりに焦ったりすると大抵ロクなことになりません。

とにかく腰を据えてゆっくりやる気構えが大事です。

中性洗剤で洗うひと手間により、成功確率がアップします。





さて、今回のターゲットはファンカバーになります。


CIMG0702.jpg(85009 byte)


ヤフオクでゲットした、ファンカバーの上に付けるカバーを装着していますが、

どうにも純正ファンカーバーの黒がくすんでいるというか白っぽい感じなのが気なります。


というわけでこいつをやっつけることにしました。



CIMG0707.jpg(288355 byte)

現状はこんな感じ。汚れもかなりありますが、今年で7歳ということで色褪せも進んでいます。

元々はどんな色味だったのか、もはや思い出せません。



では塗装を始めます。


まずはこのファンカバーを外します。

ちなみに意外とこのパーツは取るのが大変なのです。


ロンホイしていない車両の場合は、リアサスの下側を外してフリーな状態にした後、タンデムバーをつかんでリアを持ちあげて隙間を作ると抜き取ることが出来るようです。

この方法は2人以上の協力プレイが必要です。



外せたら、まずは表面を水洗いである程度綺麗にします。


そのあと、耐水ペーパーを使って磨いていきます。

CIMG1616.jpg(239356 byte)


ここでは600番を使いましたが、この番手はターゲットの状態によって変えます。


インナーカウルのように「しぼ」がある場合は、もっと番手の小さい粗いやつで多めに削ります。

大体削れたら、そのあとだんだん細かいやつで仕上げます。


ここがとても大事!と最初に書きましたが目安として指で触って段差、ざらざらがあるな〜と分かるレベルではダメです。



自分の指先センサーで検知できないレベルまで表面を滑らかにしてください。



塗装の全工程の中で、この作業に7〜8割くらいの労力を使う感じで頑張ります。






頑張って下地ができたら、いよいよ塗装・・・の前に中性洗剤でパーツをよく洗います。

台所洗剤とかでOKですが、これをやっておくと塗料が弾かれる率が下がります。


きっちりと泡を洗い流して乾燥させましょう。




乾燥させたら、いよいよ塗装です。
今回はパールプリズムブラックというカラーに塗装しようと思います。


塗料ですが、明るい色にする場合サフェーサーを必ず使ってください。

特に下色が黒系だと色むらができたり綺麗に発色しなかったりと良いことなしです。


今回は下地黒で塗装色も黒なので、サフェーサーは使いません。

(サフェーサーには下地を滑らかにする効果もあるのでホントは使った方が良いです。)




CIMG1617.jpg(263215 byte)
新聞紙を敷きつめて、ターゲットをセットします。

このとき出来る限りホコリがたたないように気を配ります。


出来れば周りに水を撒いておくとよいでしょう。

水入れたスプレーとかでシュッシュッしておいても良いかもしれません。

パーツについたホコリもエアで徹底的に吹き飛ばしておきます。




CIMG1620.jpg(250414 byte)

少しずつ薄く塗り重ねていきます。

ポイントは「焦らないこと」だと思います。ゆっくり時間をかけてやります。

塗装できたら、少し(15分くらいかな)待ってアクリルウレタンのクリアで仕上げます。



CIMG1621.jpg(249643 byte)


これは2液式なので、最初にボタンを押す時気を付けてください。


布とかで覆うとか明後日の方向を向けておかないと、塗料が不意に飛び出します。



2液式のアクリルウレタン塗料は非常に高価です。
バイク用品店で買うと1本で3千円以上すると思います。


みやつこは主にネットで安いものを探して使用しています。




CIMG1622.jpg(264711 byte)


アクリルウレタン塗料も、通常の塗料と同じように少しずつやります。


こいつは垂れる直前くらいまで出来るだけ厚く塗ってやると、色に深みが出て綺麗に仕上がります。

上の写真は完了後。壁の模様まで反射して見えるのが分かります。


CIMG1632.jpg(249542 byte)

しばらく乾燥させたら(3日くらい置けば十分かな)、液体コンパウンドで鏡面仕上げをします。


磨きこむとドンドン輝きを増すのでわりと楽しい作業ですね。



終わったら、最後にワックスを塗って仕上げます。




さて、無事に出来上がったので取り付け。


BEFORE

CIMG0707.jpg(288355 byte)

AFTER

CIMG1636.jpg(295997 byte)


写真だとちょっと分かりにくいですが、太陽の光があたるとパールがきらきらしてとてもキレイです。




ちなみに、ヤフオクのカバーもキズを付けてしまっていたので一緒に塗装しました。

2液式塗料は一回使うと固まってしまって保存ができないので、細かいものなら一緒にやると節約できていいですね。



CIMG1637.jpg(293641 byte)

うーん。ピカピカ♪








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